S&P社の南アフリカ格付け【BB】据え置き。BBって言われても・・・格付けってよくわからないのでまとめてみました(ニュース)

ランド円ホルダーのみなさんこんにちは。

週末のマーケットクローズ前にS&P社の南アフリカ格付けが発表されてました。

S&P社 南アフリカ格付け

【結果】 格付け:BB(ジャンク級) 見通し:安定的

記事では今回据え置きとなった格付けに対する見解が述べられていますが
そもそもBBって言われても・・・
格付けって何社も発表してるし、BBがいいのか悪いのかわからない・・・
格付けについて少しまとめてみました。

何を格付けしているのか?

FXをされてる方はニュースなどでよく格付けという表現を目にすると思うのですが、そもそも何を格付けているのでしょうか?
格付けは国に対してだけではなく会社などに対しても行われていますが、今回は国に対しての格付けの話をします。
国に対しての格付け・・・それは国の発行する「国債」についての格付けです。
国債格付けは、国家の総合的な債務履行能力を示し、信用度の尺度となります。
※自国通貨建てと外貨建てとがあり、同格とされる場合が多いですが、一部外貨建ての場合がやや低く格付けされることがあるようです。その場合には外貨建ての格付けを使用しているということです。


影響力のある格付け会社はこの3つ

主要格付け会社と呼ばれるのは3社でスタンダード&プアーズ(S&P)、ムーディーズ、フイッチです。
それでは3社の南アフリカの格付けをみてみましょう。

スタンダード&プアーズ(S&P)

スタンダード&プアーズの格付けは、AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、Cに[+]と[-]を付け3段階に細分化するというスタイルが取られています。

BBB以上の格付けは「投資適格級」、BB以下の格付けは投資不適格として「ジャンク級」と呼ばれています。

ん?ということは・・・南アフリカは今回BBだったので、そう「ジャンク級」ですね。
[+]も[-]もなくただのBBなのでBBの真ん中です。
BBがどういう状態なのかというと相当の信用リスクということです。
それぞれの意味合いは以下の通りです。

AAA:信用リスクが最小限(信用力が最大)
AA:信用リスクが極めて低い(信用力大)
A:信用力リスクが低い(信用力あり)
BBB:信用リスクは中程度(信用力中程度)
ーーー【以下ジャンク級】----
BB:相当の信用リスク
B:信用リスクが高い
CCC:信用リスクが極めて高い
RD:選択的デフォルト・一部債務不履行
D:債務不履行

 

ちなみに、ドイツ、カナダ、オーストラリア等がAAAに格付けされており、米国はAA+、日本はA+となっています。
高金利通貨国も気になりますね。メキシコはBBB+、トルコはBB-となっています。
アルゼンチン気になりませんか?・・・・・B+です。

ムーディーズ

ムーディーズの格付けはAaa~A、Baa~B、Caa~C、という形式で表記され、1,2,3を付加することで3段階に細分化されます。
それぞれの意味合いは以下の通りとなります。

Aaa:信用リスクが最小限(信用力が最大)
Aa:信用リスクが極めて低い(信用力大)
A:信用力リスクが低い(信用力あり)
Baa:信用リスクは中程度(信用力中程度)
ーーー【以下ジャンク級】----
Ba:相当の信用リスク
B:信用リスクが高い
Caa:信用リスクが極めて高い
RD:選択的デフォルト・一部債務不履行
D:債務不履行

 

南アフリカの格付けはBaa3です。
お、「投資適格級」ですね。すごいです。
ですがこれ2017年6月にBaa2から格下げされたものです。
しかもこれ以上の格下げは絶対に避けなければいけません。
理由としては、今日は簡単な説明に留めておきますが、
シティグループの世界国債インデックス(WGBI)に組み込まれ続けるためです。

S&Pとムーディーズの格付けが両方ともジャンク級・・・WGBIの組み込みから除外されてしまう。
先ほど見たようにS&Pの南アフリカ国債の格付けはジャンク級でしたよね。
つまりムーディーズからもジャンクをくらってしまうとアウトになってしまいます。
なのでギガバ大臣はムーディーズと必死に交渉していたのですね。

もちろんランド相場にも多大な影響があるのでムーディーズの格付けは要注意です。

フィッチ

最後はフィッチです。
フィッチの格付け方法はS&Pと同じです。
AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、Cに[+]と[-]を付け3段階に細分化するというスタイルが取られています。
意味合いについてはS&Pの部分をご参照ください。
南アフリカの格付けはBB+です。「ジャンク級」ですね・・・
2017年4月に「投資適格級」のBBB-から格下げされてます。

ラマポーザ大統領に政権交代があり、南アフリカも今までとは違うところを見せ始めています。
今後、格付けが少しでも上がるように期待していきたいですね。

格付け見通しとは

格付け発表とあわせてよく見受けられるのが格付け見通し・・・ニュースなどで目にしたことないでしょうか。
格付け見通しとは、信用格付け会社が、債券や債券の発行体の格付けの中期的な方向性を示したものであり格付け見通には、主に、ポジティブ、ネガティブ、安定的、検討中、見直し中、見通しなし、方向性不確定といった用語が使われるそうです。
よく見かけるのはポジティブ、ネガティブ、安定的ですね。
格付け見通しが変更された場合、その時点での格付け自体に変更はないが、半年後、あるいは、1年後には変更される可能性があることを意味します。
ちなみに今回のS&Pの発表では安定的でした。
可能性があるということだけで、確実に変更されるわけではないですが、あわせてチェックしておきたいところですね。

最後に

ちょっと長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
格付けについてのまとめいかがでしたでしょうか?
少しでもお役に立てれば幸いです。

それではランド円ホルダーの皆さま来週も頑張りましょう!!